帰国子女の中学受験

帰国子女と言えば、気なるのが中学受験で、関東や関西では、中学受験受け入れのための教育学級設置校がよくあります。
また、帰国子女の中学受験のための国際理解教育推進校などが設けられていることがよくあります。
しかし、帰国子女の中学受験のための学校や学級は限られているので、実際には中学受験に苦慮するという実態が浮き彫りになっています。
そのため、帰国子女の場合、日本の中学受験をしないで、現地の中学に進学するというケースも少なくありません。
日本国内の中学受験への対応については、帰国子女にとっては、最も深刻な問題であると言えるかもしれません。

帰国子女の中学受験は、大きな問題で、なぜなら、海外の学校は比較的年齢主義が緩やかだからです。
しかし、日本の中学校の場合、年齢主義が非常に強いので、帰国子女はどちらで中学受験するのかを悩みます。
外国でグレード5に通っていた帰国子女は、帰国後、中学1年に飛び入学してしまうケースもあります。
もう一つは、駐在が続く限り帰国子女は海外にいるか、もしくは小6の終わりで本帰国になるなら、枠を使って中学受験するかです。
一つは、小学校を帰国子女が卒業したら、本帰国するため、枠を使って、子どもを中学受験させるパターンです。
つまり、そうした場合、帰国子女は、ほとんどの中学での中学受験のための受験資格を得られるようになるわけです。
海外在学期間が2年以上でも、帰国子女は、帰国後1年経ってしまうと、中学受験の資格がなくなってしまいます。
本人の年齢にあまり左右されないで、学力によってある程度適した学年に収まるケースも帰国子女ではあるのです。

帰国子女の中学受験については、海外駐在期間が2年以上になると、中学受験のための入試を実施する場合がよくあります。