自営業者の経費削減

自営業者の方の収入は、年々減少傾向で、経費の削減といっても限度がある。
社会全体を、暗雲のように覆っている不況が、人を人ではなくし、血も涙もない世相に変えていってしまうようだ。
先が見えない日本の景気は、自営業者もそうでない方にも、影を落としている。
昔ながらの商店街は閑古鳥が鳴き、地元の自営業者は後継者もなく、その日その日を懸命にに生きておられることだろう。
ネットで、「自営業者の経費」と入力すれば、経費節減に関しての、アイデアやヒントが得られるだろう。
こうした世相の中、自営業者は、今後どうすればいいのだろうか。
新規参入の自営業者は、苦しい船出となるだろうし、だからこそ、やり甲斐もあるとも言える。
自営業者の方々は、経費を出来るだけ抑えて、この不況を乗り切ろうと知恵を絞って、奮戦しておられるが、不況のスピードがあまりにも早く、追いつけないのが実情だ。
判っていることは、自営業者は家族のために、自分のために、今後も商売を継続しなければならないという一点であろう。

自営業者の経費は、大きいところから削り、徐々に細かいところに「メスを入れる」、という手法で取り組んでいるようだ。
しかし、経費削減に成功しても、自営業者の現状が、依然、厳しいという事実には変わりがない。
自営業者は、同業の激安店の進出や、後継者問題、近隣地域の過疎化など、不況や経費以外にも難問を抱えている。
バブル崩壊以降、今だ不況から抜け出せない上に、先の「リーマン・ショック」などによる世界同時不況であるから、自営業者に限らず、厳しい時代は当面続くだろう。
自営業者に限らず、最大の経費削減は、人件費のスリム化であるが、これとて限界があり一筋縄ではないのだ。
月に一度は、家族で外食をしたり、年に一度の旅行を楽しんだり出来た日が、懐かしいと感じられる自営業者が如何に多いことか。