カリグラフィの基本道具

カリグラフィは専用の道具を使ってアルファベットを描く、西洋やイスラム県内の技法の一つです。
でも、カリグラフィの道具であるペンは、先っちょさえ交換すれば、太い文字でも、細い文字でも描けるのです。
因みに、カリグラフィのメインとなる筆記道具は、リングの中に平べったいペン先をはめ込んだようなかたちのもの。
謂わば、ここが日本の書道で使う筆記道具とカリグラフィで使う筆記道具との一番の違いと言えるでしょう。
書道の場合、筆先ではなく、筆そのものを太いものや細い物に持ち替えないといけません。
とは言っても、ペン軸にペン先がはめ込まなければ意味がない訳で、例え別々の道具としてばら売りされていても、それはまあセットものと考えた方が無難でしょう。
因みに、カリグラフィにおけるインクを溜めておくための容器、書道の硯にあたる道具は「リザーバー」と呼びます。
また、最初はカリグラフィ用の道具としてセットでペン軸とペン先何種類かを購入し、後から好みの太さの先っちょだけを継ぎ足される方も大勢いらっしゃいます。
ですが、やはりよく使う道具はいたみやすいのが当たり前で、これはカリグラフィのペンにおいても言える事。
なので、カリグラフィを始められるのであれば、関連のブログやサイトからいろいろな情報収集をされた上で道具を揃えられた方がいいのかなぁって思いますね。
しかも、このペン先は、文字の大きさやデザインによって、ふとさが交換出来るのが最大の特徴です。
これもまた、日本の書道道具で、墨と硯が必需品となるのと同じ原理ですね。
書道の墨に変わるものは言うまでも無くインクで、取り敢えずペンとペン軸にリザーバーとインクが揃えられれば、基本の道具の準備はOK。
まあ初心者はどのような道具が必要か、あると便利かが分かっても、選ぶのが案外大変なものでしょう。
なので、ペン先だけのばら売りというのは頻繁に見かけますね。