新日本石油の経営統合

経営統合によって両者の売上が合わさると、売上高、約11兆円以上の巨大企業が誕生します。
一方の新日鉱ホールディングスも、国内大手の１つで、連結売上高は4兆3395億円です。
これは、経営統合としても画期的なことであり、世界的にも大きな影響を及ぼすことでしょう。
そうした新日本石油が経営統合するのには、どのような背景があったのでしょうか。

経営統合を図ることで、経営基盤をより一層強化することが可能になります。経営統合として最近話題になっている大手企業があります。
新日本石油と言えば、何と言っても、石油業界では国内最大手として有名で、前年度の連結決算の売上高は、7兆5240億円を記録しています。
この経営統合によって、両者は、世界有数の総合エネルギー、資源、そして素材企業グループへと発展することを目標とする、発表を掲げています。
新日本石油経営統合の背景には、まず、世界的なエネルギー環境の変化があります。
両者は、協議の上、経営統合を実施することに合意をしたと発表されています。
そして、新日本石油経営統合では、日本のエネルギーや資源、そして素材の創造に対して大きく貢献することを誓っています。
新日本石油では、エネオスというブランドを展開しており、新日鉱ホールディングスは、ジョモというブランドを展開していて、経営統合での更なる飛躍が期待されます。
新日本石油 経営統合は、株主総会による承認を得た後、持株会社の設立を予定します。
全ての事業部門で、あらゆるコストを点検して、合理化や効率化を図り、経営統合によるシナジーを発揮していくことでしょう。
これだけの資本力を要する両者の経営統合は、やはりかなりの思惑があるからです。