都営地下鉄の経営統合

経営統合で、最近大きな話題になっているのが、都営地下鉄を巡るものです。
それは、1兆円以上の債務を抱える都営地下鉄の財務状況を国が懸念し、都営地下鉄経営統合に難色を示しているからです。
経営統合によって、サービスの一元化を期待するものです。

経営統合で問題になっているのは、都営地下鉄は都が経営しており、メトロは国と都が株主になっている点です。
そして、国土交通省と東京都が、都営地下鉄東京メトロ経営統合問題を話し合う協議会を開催したいのです。
しかし、年内に方向性を出す方針ではあるものの、実際での双方の隔たりは大きいので、かなり調整が難航しそうな気配です。
そうした都営地下鉄経営統合について定期的に話し合う場を設けるよう提案したのです。
東京都の猪瀬副知事が、都営地下鉄経営統合について、躍起となっているようです。
そうした背景があることから、都営地下鉄経営統合の話し合いの場を、都が国に対して求めていたのです。
協議会では、都営地下鉄経営統合のために、都営地下鉄を経営する東京都側の提案によって開設されたものです。
会合では、都が利用者の利便を考慮して、両者の経営統合を強く推し勧めました。
そうした中、猪瀬副知事は、2つの地下鉄があることで改札を2回通る必要があるなど、利用者の不便を訴え、都営地下鉄経営統合を打診しています。
都は、両地下鉄の経営統合を主張していますが、国はそれを反対している状況です。
様々な背景を背負っている都営地下鉄経営統合については、色々な物議を醸しているようです。